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その後の東国武士団 源平合戦以後
関 幸彦(著)
吉川弘文館(2011/9/1) 1,700(税別)
日本史の中で古河公方成立を考えるとき、ポイントのひとつは京都の将軍そして王権との関係、もうひとつは東国武士団との関係。これは、前身の鎌倉公方と同じです。このうち東国武士団との関係について、全体像をつかみたいときに良い本です。 前半では背景として、鎌倉時代・承久の乱から、戦国時代・小田原北条氏登までの東国史の全体像を概説。後半では、これまでの各地域別の郷土史として、個々に解説されることが多かった東国武家をまとめて紹介。取り上げられているのは、
常陸の佐竹氏・大掾氏・小田氏
下野の小山市・宇都宮市
上野の新田氏・上杉氏、
甲斐の武田氏、
伊豆の工藤氏・狩野氏
相模の中村氏・土肥氏・波多野氏・河村氏・大庭氏・梶原氏・三浦氏、
武蔵の畠山氏・小山田氏・河越氏・江戸氏・豊島氏・葛西氏・横山党・猪俣党・丹党・野与党・村山党・西党・私市党・熊谷氏・比企氏・足立氏・大河戸氏・品川氏、
房総三国の千葉氏・結城氏・上総武田氏・安房里見氏