(2014 Facebook記事を修正)
風魔(上・中・下)
宮本 昌孝 (著)
祥伝社文庫(2009/09/05/) 各 800円(税抜)
氏姫が登場する小説です。古河市文化協会のマスコットキャラクター「桃香」のモデルですね。氏姫は最後の古河公方・足利義氏の娘です。この小説の主人公はもちろん忍者の風魔小太郎。主家の小田原北条氏が滅びた後は、どこの大名にも仕えず、氏姫を守るために戦います。
小説なので「?」という部分もありますが、全体的にはよく史実が踏まえられています。例えば、氏姫が住んでいた古河城はその特徴である川辺の城として描写されています。後には鴻巣御所も舞台のひとつになります。また、なによりも氏姫が生き生きと描かれている点がいいですね。子供の頃の氏姫も登場します。
前のページに戻る