古河流鏑馬(2015 Facebook記事を修正)

 古河で流鏑馬ができる、そのような未来を思い描くのも楽しいものです。古河というまちは平安から現代まで「弓のまち」と言ってもいい程、弓の名手と御縁のあるまちです。鵺(ぬえ)を弓で射て退治した英雄譚が伝わる源三位頼政。以仁王の乱に加担して平等院で自害した源三位の首は、従者下河辺行義により古河の頼政神社に埋葬されたと云われています。また行義の子、行平は鎌倉幕府二代将軍源頼家の弓の師でした。古河公方足利氏直参の、竜巻十騎や足河十騎もおそらく騎射に優れた猛者だったのではないでしょうか。

 現在弓道の主流派は小笠原流ですが、小笠原流の祖、小笠原貞慶は古河で亡くなり、お墓は隆岩寺にあります。「神髄の弓道」で著名な、衆議院議員佐藤洋之助先生(1894-1984)も、古河輩出の弓の名手でした。

 こんな「弓で有名な古河」で流鏑馬をしたら面白いと思います。さらに弓道の選手が古河の隆岩寺・頼政神社にお参りに来て必中祈願をしてくれるようになったら嬉しいですよね。

参考 逗子海岸流鏑馬

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