(2015 Facebook記事を修正)
現在の地形図から海水面を14mほど上昇させた地図です。関東造盆地運動の影響で実際はここまでの海進は無かったでしょうけれども、縄文海進最盛期の6000年程前はイメージ的にこんな感じです。
館山にサンゴ礁が形成され、藤岡に篠山貝塚。古河に牧野地貝塚があった時期。関東地方は現在の沖縄と同じくらいの気温でした。
このあと海退運動が起き、海進で削られた武蔵野面の谷底に、関東平野の貝混じりシルトを中心とした非常に地盤の緩い沖積平野が形成され、関東平野がつくられました。古河の牧野地貝塚は関東奥東京湾の貝塚の中では最北地点の一つに入るほど北に位置していたと思われます。
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