(2014 Facebook記事を修正)
お帰り(提灯もみ)は、野木町にある野木神社の神事にともなうお祭りです。
江戸時代は野木も古河藩の一部だったので、古河の町の人が野木に行ってお祭りしていたそうです。 ところが、明治4年の廃藩置県で茨城県と栃木県に分けられ、野木に行かなくなった、とは言うものの、古河の人たちは町の中で提灯竿を持って揉み歩くようになり、自然と一番の繁華街だった横町に集まってきたそうです。そのころは300本もの竿が出ていて、まち全体が灯の海でした。しかし、明治41年頃に電灯線が張り巡らされるようになって中断。その後、大正8年に再開した後は、競技的なお祭りになりました。
現在、古河市と野木町で別におまつりをしているのは、昔の古河が県境により引き裂かれたことが理由で、古河と野木の仲が悪いわけではありません。
参考 中川保雄 『古河古老聞き書き』、昭和63年
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