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逆井(さかさい)城は茨城県坂東市逆井にあった中世の城で、現在は逆井城跡公園として整備されています。
この城は享徳年間に小山義政の五男常宗が逆井氏を名乗り築城したと言われ、以後、逆井氏は古河公方に仕えます。天文5年(1536年)に古河公方方であった逆井常繁の時、対立していた後北条氏の家臣大道寺盛昌に攻められ落城し、それ以降は北条氏繁が入城し、後北条氏の常陸、下野攻略のための最前線拠点となります。この城には風魔小太郎の子・孫右衛門が300人の忍者軍団で拠ったとも言われています。豊臣秀吉の小田原征伐の後、廃城となります。
二層櫓、主殿、井楼矢倉などが推定復元され、関宿城薬医門、観音堂が移築保存され、歴史公園として高い評価を受けています。毎年4月には逆井城まつりが開催され、また、数多くの桜が咲き誇る時期には、桜と城のコラボレーションを楽しむことができます。
坂東市観光協会 前のページに戻る