(2015 Facebook記事を修正)
古河市内には古河公方ゆかりの社寺がたくさんありますが、そのなかで特に「永仙院」「松月院」「徳源院」は、公方開基による三ヶ院と呼ばれていました。しかし、三ヶ院とも無住のため明治初期に廃寺となってしまい、栃木市藤岡町蛭沼の山王寺に合併されました。
山王寺は慈覚大師(円仁)開基とも伝わる古寺で、山王寺大桝塚古墳という前方後方墳上に立地していましたが、昭和26年に焼失してしまいました。山王寺には古河公方ゆかりの(多分古河三ヶ院から移されたもの)位牌が多数あったそうですが、残念ながら寺とともに、灰燼に帰したものと思われます。
現在は水田の中に古墳と小さな墓地が残るのみです。
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