(2016 Facebook記事を修正)
江戸時代、徳川将軍家日光社参の行列は、江戸城を出立した後、岩槻・古河・宇都宮の三城に宿泊や休憩をして、日光東照宮に至っていました。
日光街道「古河城御茶屋口」は、古河藩主土井利勝が第三代将軍徳川家光の参詣の際、休憩のための御茶屋を置いたことに始まります。日光社参往路の宿泊の際、徳川将軍家はここから古河城に入城し、追手門から出城しました。復路では逆に追手門から入城し、御茶屋口から出城しました。
現在は、旧日光街道「古河城御茶屋口門址」(歩行者信号あり)から西方向の道路に入ると、クランク状の昔ながらの区割りを通って、古河城出城跡にある古河歴史博物館・鷹見泉石記念館・古河文学館などに行くことができます。歴博や文学館駐車場に車を置いて、ゆっくりと周辺を散策することができます。
道幅が狭くカーブが多いので車の通行には注意が必要ですが、古河の歴史を色濃く残す、趣ある街歩きスポットです。
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