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かつて古河公方が拠り東都と謳われた古都・古河。
この歴史あふれる古河をもっともっと楽しんじゃおう!!という団体です。

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古河史楽会
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江戸時代の古河と足利のつながりB

稿2015/6/14


古河藩土井家の家老として小杉家の他に長尾家が有名です。

実はこの家老長尾家は足利長尾家の直系です。


古河藩系譜略によると


御家老職長尾家


初代:長尾宣景(宣長) 父長尾顕長下野国足利上野国館林両城主ニ而十八万石領(中略)初代宣景浪人ニ而上州ニ住居 利勝公御代慶長年中被召出大坂御陣之節御供武者奉行相勤拝知千二百石被下置寛永十六六ノ四病死

2代:俊景 1000石 足軽組頭

3代:景次 600石 志州鳥羽ヘ御所替ニ付同所引越

4代:景雄 肥前唐津へ引越

5代:景郷 500石

6代:景威 古河へ引越 500石 明和4年御家老職、明和6年京都引越、明和8年江戸引越

7代:景澄 寛政8年御家老職

8代:定次(但見・景連・景法) 文政3年御家老職 文政5年利厚公御加恩御頂戴ニ付五十石御加増…(中略)天保5年…大坂御先用引越同八年三ノ廿七去月中より大塩平八郎捕方ニ付骨折ニ付以御直書恩賞被下置…同年十一ノ十一大塩平八郎初発より彼是格別骨折ニ付以奉白鞘御脇差拝領 

9代:景高 土井内蔵允利宣弟 長尾定次三女を小杉三平養女にした上で妻に迎える


居宅は桜町の小杉家の南、雀神社跡の北側にあったそうです。

土井家筆頭家老小杉家初代小杉春長が北条氏直に属した鹿沼市粕尾1300石の土豪であった事をかんがみると、長尾家は平安時代の鎌倉権五郎から続く名門であり山内上杉家の家宰足利長尾家でしたので、小杉家鷹見家等、他の家臣に比べ天と地ほどの家格の違いがありました。むしろ家格でいえば土井家よりも上でしたので、古河で一番の高家であると言えます。


ちなみに長尾宣景(宣長)の弟、長尾新六は関ヶ原の戦いで福島正則の手により、討死したそうです(西軍参加)。


以上で古河と足利のつながりシリーズはお終いです。土井家つながりでも本当に濃密な関連性が見受けられます。正直、古河市は天狗党一件で地元の方にずいぶん嫌われている土井家つながりで大野市と姉妹都市を結ぶよりも足利市と結ぶ方がはるかにその意義があったと思います。今後、史楽会としては足利と古河の文化交流にも積極的に努めていきたいと思っています。


本シリーズの情報提供は足利市で歴史の再発見を促進する活動をしておられる市民グループ「あどもい」さん所属の小林一行様から頂きました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。